パイライトはあまりアクセサリーの主役になることは少ないように思いますが、実のところわりと身近な鉱物です。まず、自分で採取ができるほどありふれた鉱物ですので、じっくり観察することも可能です。
古くは発火用の道具や火打石として使われました。昭和に入って、鉱石ラジオに使われました。 これは、みなさんのお父さんの時代に流行したものですが、鉱石の整流作用を利用したラジオのことです。鉱石ラジオは、真空管ラジオが普及する以前は幅広い需要がありました。しかし、調整が難しく、現在ではあまり使われることがありません。 その鉱石ラジオの材料としてパイライトはよく使用されていました。現在でも趣味用のキットとして販売されていることもあるようです。
「ラピスラズリに入ってるやつだよね?」など、今ひとつ主役になりきれないパイライトですが、実はとても味わい深い、そして私たちに馴染みの深い鉱物なのです。あなたも身近で、パイライトを触れ合ってみてください。